35.五城目焼「瓢箪瓶」

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五城目瀬戸座の製品は、日用雑器を主に生産していたが、こうした芸術的な作品も見られる。この瓢箪を象った瓶はそうした芸術的作品と実用の器がひとつになった珍しい作品といえる。全体が濃い茶色の釉薬がかかっているがそれが焼成の段階ではじけ、微妙な凹凸を作って造形的な効果を見せている。また、口の辺から角にかけて無造作にたらした男鹿黒と呼ばれる黒みがかった釉薬の垂れ具合も非凡である。江戸中期頃の作品といえる。

種別 有形文化財
部門 工芸品
名称 五城目焼「瓢箪瓶」
所在地 上樋口
指定年 昭和54年3月29日
サイズ 高さ22cm×幅(胴部最大)13cm
所有者
管理責任者
五城目町