39.菅江真澄書「雪の山越え」
真澄は天明4(1784)年9月に秋田に入ってから、五城目と五城目付近にはしばし訪れている。真澄は文政3(1820)年12月、五城目を出発し峠をこえて阿仁に旅したときのもので、のち「雪の山越え」と題する遊覧記を残している。この書は、67才の真澄が書いた「雪の山越え」の冒頭の部分で、加賀谷彦兵衛の家から出発するときの様子と彼の気持ちが記述され詠われている。大変貴重な書跡で、加賀屋家にはこの時しばらく逗留しているがこれ以前にも逗留していたらしい雰囲気がある。なお、真澄はこの後9年で死去している。したがって、晩年の書ということがわかる。
種別 | 有形文化財 |
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部門 | 書跡 |
名称 | 菅江真澄書「雪の山越え」 |
所在地 | 上町 |
指定年 | 昭和55年3月12日 |
サイズ | ― |
所有者 管理責任者 |
個人所有 |