45.朱彩瓶状土器
五城目町には、縄文晩期の遺跡が多く、遮光器土偶をはじめとして注口土器、壷、皿などが出土している。中でも、このような瓶状の土器は大変珍しい器形ということがわかる。この土器は、全体に複雑な文様が施されていて、体部には二重の隆線が全体を三つに分けられるように描かれている。頸部には線を施した太い帯状の部分があり、四か所に紐の結び目のような突起がついている。祭祀に用いられたため全体に朱が塗られていたと思われるが、凹部に残っているだけでほとんど剥落している。口縁部は、破損したため補修されている。町村遺跡出土である。
種別 | 有形文化財 |
---|---|
部門 | 考古資料 |
名称 | 朱彩瓶状土器 |
所在地 | 馬場目 |
指定年 | 昭和56年3月31日 |
サイズ | 高さ約14×直径:頸部約5cm(底部約7cm) |
所有者 管理責任者 |
個人所有 |