48.朱彩壷①
縄文時代晩期の中山遺跡から出土した壷形土器である。全体に柔らかい印象があり、豊かなふくらみをもった胴部には、全体にたたきしめたような細かく浅い縄文様の文様が施されている。膨らんだ胴部は頸部にかけて急にしぼみ、この部分には文様はない。また、ほどよく短くすぐ口の部分となっているため、口縁部とバランスがとれ安定している。この土器は、今も朱彩が鮮やかに残っていて、祭祀用と考えられる。器形全体がとてもよく整っており、当時の優れた技術が想像できる。
種別 | 有形文化財 |
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部門 | 考古資料 |
名称 | 朱彩壷① |
所在地 | 高崎 |
指定年 | 昭和57年3月29日 |
サイズ | 高さ14.2×口径5.0×胴径12.0×底径5.0cm |
所有者 管理責任者 |
個人所有 |