60.町山制札
五城目の町山(町有林)は江戸時代から惣有林(郷山)として経営され、その歴史が古く、県内でも有名である。飢饉のたびに住民救済の資として伐採された。杉の植林をはじめたのは、天保の飢饉後に郡方吟味役介川八十郎の発案によるが、それ以前の享保7(1722)年に、はじめて山林の保護経営をしたといわれる。ここに紹介した史料がそのときの制札であるが、すでに焼失している。「品沢山山内境嶺限兎沢北ハ根掘沢より南ハ左右出口迄西ハ道限長坂横道迄に林立置之間下枝にても剪取へからさる者也 享保七年十一月日 今宮大学(花押)」と書かれていた。
種別 | 有形文化財 |
---|---|
部門 | 歴史資料 |
名称 | 町山制札 |
所在地 | 上樋口 |
指定年 | 昭和59年3月31日 |
サイズ | ― |
所有者 管理責任者 |
五城目町 |