75.市場標柱
五城目「市」は、中世に始まり500年近い歴史を誇っている。以前は2・7の市で、上町と下タ町交互に開設されていたが、昭和38年1月から下タ町通りだけで開かれるようになり、現在に至っている。この標柱は、上町・下タ町交互に開かれていたころのものである。標柱は、市の道筋の南北端4ヶ所(川原町湊宅前・坂市商店角・福禄寿前・高性寺前酒造角)に立てられていたが、この標柱は川原町に立っていたものである。上町通りの舗装工事の際に捨てられたものを、ただ1本だけ確保したものである。栗の角柱に文字が彫られ「従是東北百間…」と読める。上町通りの市の道筋は、このように長さが定められていたのである。
種別 | 有形文化財 |
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部門 | 考古資料 |
名称 | 市場標柱 |
所在地 | 上樋口 |
指定年 | 昭和61年3月13日 |
サイズ | 16.5×17.5×225cm |
所有者 管理責任者 |
五城目町 |