95.野田郷倉
野田神社境内に西北にある郷倉は、その南隣りの場所にあった江戸時代からの備荒用の郷倉が老朽した後に建てられたもので、棟札によると昭和10(1935)年9月である。間口3.8m、奥行5.7m、軒までの高さ3.3mの切妻造、入口に奥行2mの庇がついている板倉は、外部はトタン板を張り、内部は板床でよく乾燥している。両側切妻部分にはめ込みのガラス窓が明かり取りとなっている。この郷倉は、現在も備荒倉として機能し、集落の農家は毎年一定量の籾を収穫後に叺に入れに納める。現在、郷倉をもっているのは野田集落だけである。
種別 | 有形文化財 |
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部門 | 建造物 |
名称 | 野田郷倉 |
所在地 | 野田 |
指定年 | 平成3年3月19日 |
サイズ | ― |
所有者 管理責任者 |
野田郷倉組合 |