103.板碑

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鎌倉時代・室町時代に追善供養などで板碑建立が関東で流行し、それが東北地方にまで及んだ。秋田県では、湖東部地域に最も多く見られるが、完全な形をしているのは、まれになってきている。五城目町内でも5基ほどが確認され、うち完形は2基である。板碑は石塔婆の一種で、長方形の額状部分にあらわす種子、その下に紀年、氏名、建立した意味を刻むのが普通であるが、この板碑は大きなボリュームのある「森山石」の上部に、阿弥陀如来坐像を浮き彫りにしている。この形式は県内に見られない貴重なものである。場所から推測すると、森山石を採取・加工していた「岡本石工」の存在を証明する史料でもある。

種別 有形文化財
部門 考古資料
名称 板碑
所在地 小池
指定年 平成7年3月28日
サイズ 高さ150×幅50×厚さ25cm
所有者
管理責任者
個人所有