109.御萬歳本(秋田万歳写本)

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万歳は、年の初めに家々を訪問し、祝言を述べる祝福芸能である。太夫と才蔵が、人の長寿を祝福する詞章を掛け合いで唱えながら舞を舞う。表紙には「御萬歳本」という題のほかに、右側に「明治十五捻(年)」、左側に「第三月日写」と写本した年月が記されている。裏表紙内側に「南秋田郡五拾目村田町十五番地 小玉傳治郎物」と墨書した人物が、この本を筆写したと考えられるが、その写本にいたるまでのいきさつや原本に関しては不明である。本文には、舞の次第が書かれている。しかし、裏表紙の他の墨書に「明治十九年」や「五拾目村長百十番地 児玉警佶」などと書かれていることから、のちの所有者を推定できる。保存状態も良好で、民俗芸能の資料としても貴重である。

種別 有形文化財
部門 書籍
名称 御萬歳本(秋田万歳写本)
所在地 下タ町
指定年 平成10年3月26日
サイズ
所有者
管理責任者
個人所有