116.絵馬「宝船・伊藤丸」「大根運び図」

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「宝船・伊藤丸」
平安時代後期には福徳神信仰が民衆にはじまり、やがて七福神が登場してくる。恵比須は、日本神話に由来するが、他は仏教の天部や道教の神や中国禅僧である。15世紀には宝船に乗せたり、風流(ふりゅう)の作り物になったりする。この絵馬は秘仏歓喜天に奉納するため、帆・船腹に二股大根二本、その他に多くの大根を描く。伊藤丸という船名から伊藤某が商売繁昌を祈願したものと思われる。

「大根運び図」
秘仏歓喜天に奉納するために、秘仏歓喜天絵馬には必ず二本大根や二股大根を描く。この絵馬もその例に漏れないが、巨大な二股大根運びを滑稽味たっぷりに漫画風に描く。洞玉という絵馬師の経歴などは不明だが、見事な作品である。

種別 有形文化財
部門 民俗資料
名称 絵馬「宝船・伊藤丸」「大根運び図」
所在地 下タ町
指定年 平成14年3月27日
サイズ 宝船・伊藤丸:47.0×56.0cm
大根運び図:35.0×59.0cm
所有者
管理責任者
高性寺