125.小玉家文書
旧中津又村の小玉家は、代々村の肝煎を務めた名家で、古い村方文書が数多く保存されている。その保存状態は良好で、数量も多く種類も多岐にわたり、価値のある史料ばかりである。特に目をひくのは、「馬調帳控」で、馬の種類や馬齢を記し、最後に総数と役銀が記されている。明治になると、馬籍簿になっていく文書である。また、山林と関係の深い村であることから、杉林拝領願など藩政時代の林制関係のものが目につく。また、「天保の飢饉」のころのものも多く、村民の窮状がわかる文書が目を引く。「郷法」「郷格」など、村人が守るべき心得や規則などが残されているのも目を引く。大変貴重な村方文書である。
種別 | 有形文化財 |
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部門 | 古文書 |
名称 | 小玉家文書 |
所在地 | 富津内 |
指定年 | 平成16年3月25日 |
サイズ | ― |
所有者 管理責任者 |
個人所有 |