弓具

東北でただ一家の御矢師の技
弓具
弓具画像 五城目の矢は、東北でただ一家の伊達藩正統の御矢師の手から成る逸品です。

御矢師は、秋田の山々を訪ね歩いて、太さ、節、竹の姿を吟味し、2~3年生の竹を切ります。切った竹は皮をむき、約一年間自然乾燥させ、120センチ程の長さにし、似た節の竹を4本または6本選びます。その後、真っすぐにする「矯め」、重心等を調整する「削り」、竹を硬化させる「火入れ」、そして「研草洗い」「艶出し」などを経て、「仕上げ矯め」までおよそ85の行程で完成します。

矢の神髄を極める御矢師の誇りと技により完成される矢は、正射必中の醍醐味を味わえる正確性をもち、同時に、眺めているだけで的を射抜く音が聞こえてきそう、凛とした美しさも備えあわせています。

弓具に関するお問い合わせ 「(有)永澤弓具」 018-852-3430