令和5年第3回町議会定例会が、9月4日から開催されました。
初日の9月4日には、渡邉町長から行政報告がありました。
町長の行政報告を全文紹介します。
9月議会定例会町長行政報告
本定例会は、令和4年度一般会計歳入歳出決算認定案をはじめ、24件の案件についてご審議をお願いする次第でありますが、提出議案の説明に先立ち、本年6月以降に生じました主なる事項についてご報告申し上げます。
はじめに、7月の大雨災害の概況について申し上げます。
まずもって、このたびの大雨災害の被害に遭われた皆様に対し、心からお見舞いを申し上げます。
7月14日午後から降り続いた雨は、15日午前にピークを迎え、総雨量はアメダス五城目観測所において
151.5ミリを記録しております。
町では、14日より避難所を設置し、15日午前8時に「警戒レベル4 避難指示」を全町に発令し、避難を呼びかけ、午後1時には災害対策本部を設置し、午後5時に「警戒レベル5 緊急安全確保」を発令して、命を守る行動をとるよう呼びかけました。
しかし、断続的な大雨により15日夕方には河川が氾濫し、各地で道路冠水や土砂崩れが起き、多数の住家や店舗が浸水するなど、被害は、住家等の浸水1,092棟、農地の冠水410.5ヘクタール、林道の決壊等16路線85箇所、河川の護岸決壊18箇所、町道の決壊等4箇所、橋梁の損傷2箇所と、未だ経験したことのない甚大な被害が発生しております。
また、15日午後4時には五城目浄水場の施設内が大規模に浸水したことにより、浄水場設備の運転が不能となり、22日まで一部地域を除く全町で断水が続いておりましたが、翌23日に通水が可能となりました。この間、町民の皆様には大変なご不便をおかけしました。
町では、町民の皆様のご協力を得ながら、被害調査や応急対応を進め、復旧・復興に向けて取り組んでまいりましたが、災害発生当初より、自衛隊をはじめ、県内外の自治体より給水車を派遣いただき給水所の設置にご尽力いただいたほか、全国各地よりたくさんのボランティアの皆様に駆けつけていただき、ご支援をいただいております。
また、国、県をはじめ県内各市町村より職員を派遣していただき、近隣市町村の皆様からも浄水の提供や温泉施設等の開放などのご協力をいただき、また、全国の皆様からもたくさんの支援物資やご寄付を賜り、心からお礼申し上げます。
7月21日には谷内閣府特命担当大臣が来町され、湯ノ又橋や馬場目地区のほ場を視察し、佐竹秋田県知事とともに復旧に向けた緊急の要望書を提出いたしました。
7月24日には石井国土交通副大臣が来町され、被災箇所を視察し、秋田県副知事、八峰町長、 三種町長とともに復旧に向けた緊急の要望書を提出いたしましたが、石井国土交通副大臣からは全力で取り組むとの力強いお言葉をいただいております。
8月3日には三浦参議院災害対策特別委員会委員長のほか同委員会委員など9名の国会議員の皆様が来町され、馬場目地区のほ場を視察し、佐竹秋田県知事、秋田市長とともに復旧に向けた緊急の要望書を提出いたしました。
また、8月15日には、東京都樋口千代田区長が来町され、千代田区及び千代田区議会を代表してお見舞いをいただき、復旧への温かいメッセージといち早い住民交流の再開を希望されているとのお言葉をいただいております。
また、町民の皆様におかれましては、町全体で声を掛け合い、励ましあい、オール五城目で支援物資の配布や炊き出し作業など、早期の復旧・復興にご尽力いただいております。
暑い日が続く中、様々な不安を抱えながらも、汗を流して作業に取り組む町民の皆様に、深く、深く感謝を申し上げます。
一日も早く元の生活を取り戻せるよう、被災した皆様に寄り添った支援活動に全力で取り組んでまいりますとともに、国、県に対しましても、一日も早い復旧・復興支援を引き続き強く要望してまいります。
まちづくり課関係
次に、まちづくり課関係について申し上げます。
はじめに、災害支援に対する寄附金について申し上げます。
ふるさと納税サイトを利用した寄附につきましては、8月25日現在で8,990,000円、一般寄附金につきましては、7,185,186円と、ふるさと納税と一般寄附金を合わせて16,175,186円のご寄附を受領しております。
皆様からのご厚志に深く感謝を申し上げます。
皆様方のご寄附は町の復旧・復興支援に活用させていただきたいと存じます。
次に、広報ごじょうめ及び町ホームページについて申し上げます。
広報ごじょうめ8月号につきましては、大雨災害の発生を受け、臨時特別号を発行しておりましたが、9月号につきましては、災害関連情報を中心にこれまでどおりの広報紙を発行しております。
また、町ホームページにつきましては、災害発生当初より情報発信に努めましたが、多くの皆様より情報の拡散にご協力をいただき、心から感謝を申し上げます。
次に、脱炭素化の推進について申し上げます。
3月に町環境基本計画を策定し、現在、脱炭素化に向けた行動を進めております。
4月には、当町の資源を活用した地域循環型エネルギー事業の基本計画を策定するため、総務省の地域経済循環創造事業交付金を申請しておりましたが、補助率10分の10の交付が決定し、関係予算を本定例会に計上しております。
次に、町地域活性化支援センターについて申し上げます。
町地域活性化支援センターは来年3月末をもって指定管理期間が満了することから、来年4月以降の指定管理者につきまして、9月1日から1カ月間、公募を実施しております。
税務課関係
次に、税務課関係について申し上げます。
令和5年度の町税の賦課について申し上げます。
7月31日現在の現年度の調定額は、一般税、国保税の総額で8億7,408万円となり、前年と比べ、2.9パーセント、2,421万円増額しております。
町民税については、個人町民税は調定額が2.4パーセント増額し、法人町民税については32.4パーセント減額しております。これは、昨年業績を大きく伸ばした特定の法人の納付額が昨年ほど伸びなかったことが影響しております。
固定資産税については、償却資産に対する固定資産税の課税標準の伸びに伴い、調定額が1.9パーセント増額しております。
軽自動車税については種別割が1.1パーセント増額、環境性能割は28.5パーセント増額しております。
また国民健康保険税については、国保加入世帯数と被保険者数は減少傾向にあり、安定した制度運営を持続可能なものとするため、税率改正をさせていただき、調定額は17パーセントの増額であります。
町税を取り巻く環境は厳しい状況でありますが、今後も適正かつ公平な賦課及び徴収の実現を図りながら、個々の事情をより深く考慮し、きめ細やかで、丁寧な納税相談を実施し、町民の皆様ご理解とご協力を得て自主財源の確保に最善を尽くしてまいります。
住民生活課関係
次に、住民生活課関係について申し上げます。
はじめに、災害廃棄物の処分について申し上げます。
災害廃棄物につきましては、7月19日から内川小倉地区のストックヤードを仮置場に指定し、22日から旧五城目小学校跡地に変更して受け入れを行っております。
8月9日には旧五城目小学校跡地に集積した可燃ごみから出火し、火災が発生したことから、8月10日より小倉地区のストックヤードを再度仮置場に指定しております。
災害廃棄物の直接搬入および戸別回収につきましては、8月18日を期限とし、仮置場に搬入した災害廃棄物のうち、旧五城目小学校跡地に搬入された可燃ごみにつきましては、搬出し処分を終えております。
次に、被災者支援について申し上げます。
浸水被害を受けた世帯の生活を支援するため、持家の床上浸水世帯に10万円、借家の床上浸水世帯に5万円、持家の床下浸水世帯に3万円を給付する予算を本定例会に計上しております。
また、7月27日より住宅支援チームを設置し、被災された方々を対象に、災害救助法及び被災者生活再建支援法に基づく支援のほか、町営住宅の提供など、住宅支援に関する体制を構築しております。
今後とも、被災者に寄り添いながら、丁寧な対応を心掛けてまいります。
消防関係
次に、消防関係について申し上げます。
はじめに、4件の火災について申し上げます。
1件目は、6月13日午後0時30分頃、野田町内でごみ焼きの火が周辺に燃え移ったもので、屋外にあった廃棄物などを焼損しております。
2件目は、7月27日午前8時頃、西磯ノ目町内で電動工具用バッテリーが発火し、建物に燃え移ったもので、木造住宅の一部4.9平方メートルを焼損しております。
3件目は、8月9日午前11時50分頃、旧五城目小学校跡地の災害廃棄物仮置場で、集積した可燃ごみから出火し、周囲の杉林にも延焼したもので、可燃ごみ2,733立法メートルのほか、杉林2.3アールを焼損しております。
4件目は、8月31日午後3時15分、町上空を飛行しておりました県消防防災ヘリから通報があったもので、富津内の千日集落から北東方向に直線距離で2キロメートル以上離れた国有林を焼損しており、詳細については現在調査中であります。
次に、罹災証明書の交付状況等について申し上げます。
大雨災害に係る罹災証明書につきましては、7月18日より申請を受け付け、7月25日より住家被害認定調査チームを設置し調査を開始しております。
8月25日まで当初の調査予定件数を超える414件の調査を完了し、8月18日より罹災証明書を交付し、順次送付しているところです。
認定結果に関するお問い合わせにつきましては、丁寧な説明を行い、必要な場合は再調査を実施するなど、引き続き国の基準を順守し、正確な対応を行ってまいります。
次に、消防訓練大会について申し上げます。
6月25日、千代田区との交流事業の一環として丸の内・麹町・神田の各消防団と防災担当職員の皆様をお迎えし、ご観覧のもと行われた町消防訓練大会において、第10・11分団が昨年に引き続き優勝しております。
また、同分団は7月30日に大潟村で開催された県消防協会 男鹿潟上南秋支部 消防操法大会に出場し、3位入賞を果たしております。
健闘されました第10・11分団の皆様と関係各位に対し、深く敬意を表する次第であります。
次に、大雨災害における消防の対応について申し上げます。
町消防団につきましては、災害発生前の7月14日から出動体制を確認し、資機材を準備して、翌15日には高まる河川水位に応じて出動し、町内各所で土のう積みによる浸水対策や避難誘導などを行っていただいております。
また、7月15日から16日にかけて消防署に26件の救助要請が入り、そのうち自力での危険回避が可能であるものなどが13件、救出が必要であるものが13件ありましたが、秋田市、男鹿地区、湖東地区消防本部から救助隊を派遣していただき、全ての事案に対応しております。
出動してくださった町消防団員の皆様や各消防本部に心から感謝を申し上げます。
健康福祉課関係
次に、健康福祉課関係について申し上げます。
新型コロナウイルスワクチンの「令和5年春開始接種」について申し上げます。
7月8日から11日間、初回接種を終了した65歳以上の方などを対象にオミクロン株対応ワクチンの集団接種を行う予定でありましたが、大雨災害により5日間のみ実施し、856名の接種を実施しております。
接種できなかった1,164名の方につきましては、千葉内科医院のご協力を得て個別接種を実施していただいたほか、町民センターでの集団接種を実施しております。
今後は、10月から12月にかけて、初回接種を終えた方全員を対象に「令和5年秋開始接種」を予定しております。
また、8月1日より予定しておりました早朝健診につきましては、11月の実施に向けて準備を進めております。
農林振興課関係
次に、農林振興課関係について申し上げます。
はじめに、大雨災害の復旧状況について申し上げます。
農地へ流入した土砂等の撤去については、現地調査を行いながら、復旧工事に着手してまいります。
農業用施設については、用水確保のための仮設ポンプ設置及び用排水路の土砂撤去、農道補修、ポンプ取水口の土砂撤去等を進めており、被災した施設については現地調査を行っております。
また、林道施設においては、崩落土砂の撤去等を実施し、被災した林道の現地調査を行い、復旧工事に努めてまいります。
商工振興課関係
次に、商工振興課関係について申し上げます。
はじめに、大雨災害に伴い、甚大な被害を受けた被災事業者に対する支援策について申し上げます。
浸水により被災した事業者への支援事業「被災事業所支援事業補助金」については、現在、申請内容の審査や、被災施設の改修についての相談を受けているところであり、今後補助実績が確定次第、速やかに助成金を支払い、町内経済及び雇用の持続と復興に努めてまいります。
次に、「ネコバリ岩」付近の通行止めについて申し上げます。
県道秋田八郎潟線上、ネコバリ岩入口から850メートル手前の地点において大規模な土砂崩れが発生し、通行不能な状態となっているところです。道路管理者である秋田地域振興局からは、復旧まで相当の時間を要する旨が示されております。幸いにして、ネコバリ岩周辺には、至って大きな損傷はありませんでしたが、ネコバリ岩は、当町馬場目川上流部において、最大の観光スポットであり、関係人口創出における重要な名所でもあることから、引き続き早期の道路復旧の要望を訴え続けてまいります。
次に、商工振興事業について申し上げます。
物価高騰に伴い、全町民を対象に、町内事業所において使用できる一人あたり一万円の商品券を支給する「オール五城目生活応援商品券事業」については、7月下旬に発送し、8月下旬には不在世帯70件を除く町内全世帯に配達が完了し、8月25日現在の換金率は37.37パーセントに達したところであり、町民の消費生活並びに町内経済の下支えを図っているところであります。
次に、観光振興事業について申し上げます。
8月15日を開催実行日とし、事業企画を模索し、準備が進められた「きゃどっこまつり」については、大雨災害による被災状況に鑑み、10月15日に延期することが、実行委員会において決定されたことを伺っております。4年ぶりの開催に向けて準備を進めて来られた実行委員会の皆様においては、断腸の思いでの延期決定と推察しますとともに、10月の開催が復興の灯となることを祈念申し上げます。
次に、朝市振興について申し上げます。
6月25日に湖東3町商工会が中心となって、4年ぶりの開催となった「市神祭」には、5月7日の「春の朝市山菜まつり」に続き、66店の出店とともに、約3,000人の方々が来訪され、朝市通りには順調に活気が戻る状況が見受けられました。当日は、各種団体の皆様によるだまこ鍋や、だまこそばなどの提供、こども縁日やビアガーデンなど、市の賑わいを盛り上げる活動があり、来場された方々からは多くの喜びの声を頂いたことを伺っております。今後においても、朝市の活気を取り戻す各種イベント企画について、引き続き深く連携するとともに支援してまいります。
次に観光施設関係について申し上げます。
本年度末をもって、指定管理期間が満了する赤倉山荘、悠紀の国五城目については、7月から8月までの2カ月を期間として公募したところ、両施設とも、現在の指定管理者である県内事業者から応募があり、現在、提出された書類の審査を進めているところであります。
また、中心市街地に立地する五城館については、公募は行わず、町の第三セクターである「株式会社あったか五城目」を指定管理者の候補者として選定することとして、引き続き、当該法人と協議を進めております。
建設課関係
次に、建設課関係について申し上げます。
はじめに、大雨による公共土木施設の被害と復旧工事について申し上げます。
橋梁につきましては、門前地区に設置した広徳寺橋の川底が削られ橋脚が傾斜しております。また、高崎地区の坊村橋では側方浸食のため護岸が崩壊しております。
生活道路として利用されてきた広徳寺橋の通行が遮断され、林道五秋線を迂回路として使用することとなり、地区住民の方々には大変なご不便をおかけしております。
町ではライフラインの確保に向け、国土交通省から無償でお貸しいただいた仮橋を、早急に架設するよう取り組んでおります。
なお、今回の被災箇所調査につきましては、国土交通省東北地方整備局のご協力により、国土交通省緊急災害対策派遣隊「テックフォース」を派遣いただき、ご支援をいただいております。職員の事務負担の軽減が図られ、迅速な調査結果を得ることができましたことに、心から感謝を申し上げます。
次に、馬場目川の氾濫について申し上げます。
馬場目川につきましては、以前から河川管理者である県へ、洲ざらいと伐木処理を再三再四要望してまいりましたが、局所的な対応しかいただけておりませんでした。
8月7日には、今回の大規模な氾濫の一因である馬場目川と富津内川の合流点から西野橋下流域までの状況を訴えるため、秋田地域振興局建設部長をはじめ関係課長以下職員を現地へ招き、県議会議員、町議会議員6名と関係町内会長等と大規模な洲ざらい及び伐木処理について強く要望をいたしました。
県からは状況を鑑みて現行予算と補正予算を用いて実施する約束をいただいており、すでに作業を実施していただいております。
なお、洲ざらい工事に伴う土砂の堆積場所の選定につきましては、県より町へ協力の依頼があり、適地を確保したところでありますが、土量が多いため、今後は追加の堆積場所の選定にあたってまいります。
次に、氾濫により流入した汚泥の処理について申し上げます。
馬場目川の氾濫により、多量の土砂が町道の側溝や暗渠に流入したため、側溝の排水能力が低下していることから、現在秋田市内の3業者の汚泥吸引車を活用し、汚泥の処理を実施しております。
吸引した汚泥の処理場が秋田市内に1箇所のみであることから、処理量に制限がありますが、業者の皆様からご協力をいただき、復旧作業にあたっております。
学校教育課関係
次に、学校教育課関係について申し上げます。
はじめに、大雨災害による小・中学校の被害状況と対応について申し上げます。
大雨による小・中学校の建物への被害はありませんでしたが、五城目小学校の職員駐車場と学校菜園に土砂が流入したことから、除去作業を実施しております。
また、断水が続いたことにより7月18日から7月20日までを臨時休校、7月21日を出校日とし、夏季休業は、臨時休校分の3日を短縮し8月20日までとしております。
教科書や学用品等につきましては、小学生13名、中学生10名より浸水被害の届出があり、教科書は8月上旬に、その他の学用品等につきましては、業者より届き次第、各家庭に順次配付しております。
今後は、学校と連携し、児童生徒の心のケアを行ってまいります。
次に、中学校総合体育大会について申し上げます。
7月15日から17日まで県中学校総合体育大会が開催され、五城目第一中学校は柔道女子個人階級別で優勝し、東北大会で優勝、全国大会出場を果たしております。
また、野球は羽城中学校との合同チームとして出場し準優勝を果たし、東北大会ではベスト8と活躍しております。
その他、陸上競技男子共通の400メートルとクラブチームのバドミントンは上位入賞を果たし、東北大会へ出場しております。
次に、教育留学について申し上げます。
6月19日から受け入れを開始した教育留学には、8月に小学生3名、中学生1名が体験しております。
現在、青森県から小学生1名が留学中であり、さらに今月中旬には愛知県より小学生1名が留学する予定であります。
今後は、教育留学を体験された児童生徒や保護者の皆様の感想を町ホームページなどで紹介するなど、積極的な情報発信に努めてまいります。
次に、全国学力・学習状況調査の結果について申し上げます。
4月18日に実施した全国学力・学習状況調査は、小・中学校共に全ての教科において全国平均と県平均を上回り、英語においては、五城目第一中学校が、全国平均を6.4ポイント上回る結果となっております。
引き続き、確かな学力の定着に向けて、児童生徒一人一人に応じた指導に努めてまいります。
生涯学習課関係
次に、生涯学習課関係について申し上げます。
8月15日、五城目小学校を会場に「二十歳のつどい」が開催され、対象者58名のうち、50名が参加し、二十歳の門出をお祝いしております。当日は、東京都樋口千代田区長からもご出席いただき、ご祝辞を頂戴しております。
次に、公民館事業について申し上げます。
7月、8月に開催を中止しておりました「みんなの学校」と「わらしべ塾」につきましては、9月から予定どおり開催いたします。
次に、屋内温水プールについて申し上げます。
大雨災害により、屋内温水プールの高圧受電盤が浸水し、復旧の見通しが立たず、現在、施設の利用を休止しております。
施設の早期復旧に向け、業者との協議を継続してまいります。
令和4年度一般会計の決算概要
次に、令和4年度各会計の決算概要について、ご報告申し上げます。
各会計の決算につきましては、7月11日から18日までの間、小玉睦男、荒川正己、両監査委員より慎重な審査をお願いし、審査結果の意見書を付して頂いております。
一般会計につきましては、
歳入総額 66億3,542万9,155円
歳出総額 64億 492万7,184円
差 引 額 2億3,050万1,971円
翌年度へ繰り越すべき財源、6,907万6,486円を差し引き、実質収支額は、1億6,142万5,485円となります。
このほか、5つの特別会計につきましても、実質収支額で黒字決算となっております。
水道事業会計につきましては、給水人口の減少、経年劣化した設備の更新費用増加などにより、純損失の額は
3,096万6,670円となりました。
また、令和3年度から地方公営企業法適用の会計基準に移行した下水道事業会計では、純利益497万8,984円の決算です。
各会計においては、引き続き、適正な収入の確保と費用対効果を重視した財政運営に努めてまいります。
以上、本年6月以降に生じました主なる事項についてご報告申し上げましたが、提出議案につきましては、議案上程の際にご説明申し上げますので、よろしくご審議のうえご可決賜りますようお願い申し上げます。
以上で、行政報告を終わらせていただきます。