29.神明社社殿

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五城目神明社は、元徳年中(1330年頃)創祀されたと伝えられている。江戸時代には「お伊勢堂」と呼ばれ、五十目村(五城目町)の鎮守となっている。現在見られる境内社は、明治以降の村(町)内からの遷座で、多くの信仰碑も同様である。本殿は、銅板葺きで千木(ちぎ・神社建築の屋根の部材)を施し、拝殿は蔀戸(しとみど・上部に蝶番をつけた格子のある板戸)と茅葺きを施している。本殿も拝殿も何度か改築が認められ、板敷の弊殿と拝殿間の境の格子はあとからつけられたもので、脇障子はすべて蔀戸であった。彫刻が多く、江戸時代末期のものと思われる建造物の特徴が表れている。いずれも、五城目の大工の手によるものと考えられ、その確かな技術が垣間見られる。

種別 有形文化財
部門 建造物
名称 神明社社殿
所在地 神明前
指定年 昭和52年3月31日
サイズ
所有者
管理責任者
五城目神明社