30.阿弥陀如来坐像
明治以前は、白山堂の本尊として安置されていたが、のちに白山神社のご神体となった。この地方のものらしく、杉材が使われている。光背は失ってしまったが、その手の位置から薬師如来像ではないかという推測もできる。また蓮台の材料が異なり、桃山時代のものと思われる。顔・螺髪・肉髻など像全体のつくりが大きく、どっしりとした印象である。この木彫像が納められている厨子もまた、大きな像に対して余裕のある寸法になっており、造りもすぐれている。
種別 | 有形文化財 |
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部門 | 彫刻 |
名称 | 阿弥陀如来坐像 |
所在地 | 寺庭 |
指定年 | 昭和52年3月31日 |
サイズ | ― |
所有者 管理責任者 |
寺庭町内会 |