46.秋田郡野田村物成並諸役相定條々
いわゆる「黒印御定書」と呼ばれる、村の最も重要な文書である。初めの部分が、村高と貢祖、その次に諸役が書かれ、さらに村における生活の規制が示されている。佐竹氏転封間もない慶長10(1605)年に、最初の黒印御定書が、村々に交付された。ここにとりあげた野田村のものは、宝永2年の御定書である。丈夫な上質の奉書巻紙に書かれていて、肝煎が保管し正月に村人へ読んで聞かせたという。生活規制が細かく箇条書きにされているため、百姓の生活心得として読み聞かせるしきたりになっていたと思われる。
種別 | 有形文化財 |
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部門 | 古文書 |
名称 | 秋田郡野田村物成並諸役相定條々 |
所在地 | 上樋口 |
指定年 | 昭和56年3月31日 |
サイズ | ― |
所有者 管理責任者 |
五城目町 |