50.朱彩壷③
中山遺跡出土の土器の優品のひとつである。やや下ぶくれの豊かな胴部の量感と、肩の部分から頸部に直線的にしぼんでいく、独特な形を見せている。肩の始まりに線がめぐっているのも造形的な工夫が施されている。そして頸部は、やや口縁部に広がりながら、短く無造作で口縁部もそのまま上に向いただけである。こうした造形は、この壷の力強さを示しているように思われる。器全体に刷毛目状の縄文文様と鮮やかな朱彩が残っているため祭祀様土器である。
| 種別 | 有形文化財 |
|---|---|
| 部門 | |
| 名称 | 朱彩壷③ |
| 所在地 | 高崎 |
| 指定年 | 昭和57年3月29日 |
| サイズ | 高さ14.7×口径4.8×胴径12.5×底径6.0cm |
| 所有者 管理責任者 |
個人所有 |


