87.板碑

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板碑は石卒塔婆(石塔婆)の一種で、中世以降死者の追善供養や生前の逆修供養のために建立された。上部に種字(種子)などを彫り、下部には紀年・趣旨・氏名などが刻まれている。秋田県内で板碑は各地に見られ、湖東部には集中的に見られる。秋田県の板碑は、基本的な碑の形をしたものが少なく、自然石を削った形の整わないものが多い。この板碑は、表面の仕上げは荒削りだが、形はよく整っている。鉈彫りのような碑の表面は、地方的な素朴な印象である。柔らかな地元の安山岩であるため、種字バン(大日如来の意)は読み取れるが、他は風化が進んでいて、不明である。

種別 有形文化財
部門 考古資料
名称 板碑
所在地 内川
指定年 平成元年3月12日
サイズ 高さ88.0×幅:下33.0(上25.0)×厚さ10.5cm
所有者
管理責任者
大休院