94.小野家文書
小野家は近世の白水沢村の村役人をつとめる旧家で、白水沢村は浦横町の支郷であったから、両村の肝煎にもなっていた。同家所蔵の地方文書は、そのような役職をつとめた関係でほとんどが肝煎文書で、保存状態も良好である。特に貴重なのは、検地帳をはじめとする17世紀の検地関係の文書で、地方史研究の重要な史料でもある。また18世紀の浦横町、白水沢村両村の黒印御定書、打直しや新開等の検地野帳など、注目される文書で一括して指定されている。なお、文書は慶長18年から明治初年まで30点ほどある。
種別 | 有形文化財 |
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部門 | 古文書 |
名称 | 小野家文書 |
所在地 | 浦横町 |
指定年 | 平成3年3月19日 |
サイズ | ― |
所有者 管理責任者 |
個人所有 |