99.三浦氏一統位牌
富津内下山内にある円通寺は、三浦氏の居館山内城の真下にあって城主の菩提寺といわれている。三浦氏は天正末ころの領主安東家内の紛争のときに落城して、松前に落ち延びたなどと伝えられ、円通寺には今も三浦氏にかかわる遺物が保存されている。同寺には注目すべき三浦氏一統の位牌がある。これについて、菅江真澄は文化6(1809)年、『ひなのあそび』に「楞厳山円通寺に三浦統を斎る木主の四牌あり。(略)木主の末のひとひらに三浦玄蕃広森ちふ名をぞ書たる」という一文を残している。
種別 | 有形文化財 |
---|---|
部門 | 歴史資料 |
名称 | 三浦氏一統位牌 |
所在地 | 富津内 |
指定年 | 平成5年2月26日 |
サイズ | ①高さ53.0×台の幅16.6cm ②高さ63.8×台の幅20.0cm ③高さ55.0×台の幅15.9cm ④高さ47.0×台の幅17.0cm |
所有者 管理責任者 |
円通寺 |