100.梵鐘

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芦屋釜師金屋五郎左衛門が弟子の藤原国広と五城目に入ったのは、暦応元(1338)年6月11日であるが、慶長3(1598)年には久保に金屋座があった。この金屋座は、数々の梵鐘を残しているが、町内ではっきりと銘によって確認できるのは4点だけである。その中で、二番目に古いのはこの梵鐘で、銘は次のようになっている。 鋳工師 久保邑 竒(歌)代与右衛門藤原家継 享保十四(1729)年正月七日 金屋座最盛期は、享保年間といわれているから、この梵鐘はその時期に鋳造されている。 歌代与右衛門は、名工の名が高い。これは、野田村八之丞が追善供養のために、岡本の陽広寺に寄進したものであることも、銘によってわかる。銅鐘の高さは、約80cmである。

種別 有形文化財
部門 工芸品
名称 梵鐘
所在地 小池
指定年 平成5年2月26日
サイズ 高さ:約80cm
所有者
管理責任者
陽広寺