115.絵馬「六歌仙図」・「幸福丸」
「六歌仙図」
唯一の押絵絵馬で、六歌仙のうち小野小町・僧正遍昭・在原業平の三人が描かれていると思われる。他の三人の歌仙絵馬とともに一対になっていたと推測されるが、消失したと思われる。江戸後期から明治にかけ、本町では女性の間で押絵作りが盛んであったから、それを裏付ける作品である。拝殿内に掲げられていたから、色彩はおちているが、保存状態はよい。
「幸福丸」
大きな杉板に描かれ、日の出の光を浴びた満帆の船に幸福丸の幟が立っている。明治という新時代をよく表した構図で、商売繁昌を祈願するにふさわしいデザインである。
種別 | 有形文化財 |
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部門 | 民俗資料 |
名称 | 絵馬「六歌仙図」・「幸福丸」 |
所在地 | 神明前 |
指定年 | 平成14年3月27日 |
サイズ | 六歌仙図:40.5×89.0cm 幸福丸 :53.0×68.0cm |
所有者 管理責任者 |
五城目神明社 |