「香りの害(香害)とは?」
香りは心を落ち着かせたり、体をリラックスさせる良い効果もあります。
しかし一方で、自分にとっては気持ちの良い「香り」でも近くにいる人が困る原因となっていることがあります。
このような被害を、香る害と書いて『香害(こうがい)』と言います。
香りの感じ方には個人差があります。
香りの害(香害)とは
・香害とは、合成洗剤や柔軟剤、香水などに含まれる合成香料(化学物質)によって、様々な健康被害が生じることをいいます。また、合成香料(化学物質)から化学物質過敏症が誘発されるともいわれています。
・症状は頭痛、けん怠感(体のだるさ)、吐き気、動悸など多岐にわたり、個人差も大きいのが特徴です。
調査結果では小中学生の約1割が頭痛や吐き気などの症状が出ていると言われています。
・香りが長持ちする製品や香りの強さを強調する製品などの普及により、国民生活センターなどには、このような香りによる相談が多数寄せられており、特に柔軟剤の香りに関する相談が多くなっています。柔軟剤をはじめとする香り付き製品を使用される場合は、使用料の目安なども参考に、使いすぎないようにしましょう。
みんなが健やかに過ごすために
▶香りにより、困っている人がいるということ、体調が悪くなる人もいるということを、まず知ることからはじめましょう。
▶公共の場や人に多く集まるような場などでは香料の多く含む物の使用は控えるなど、自分のできることから周りへの配慮に取り組みましょう。
※下記関連ファイル(資料)もご覧ください。