応急手当について
①
けいれんに対する応急手当
・けいれんへの対応で大切なことは、発作中の転倒による怪我の予防と気道確保です。
・傷病者の周りに椅子やテーブルまた階段などがある場合は、怪我をしないように移動させたり傷病者を遠ざけるようにしましょう。
・けいれん中には無理に身体をおさえつけることはしません。骨折などを起こす危険があります。
・舌を噛むことを防ぐために、口の中へ手や物を入れることはしません。
・けいれんがすぐに治らない場合には、119番通報します。
②
熱中症に対する応急手当
・風通しのよい日陰や冷房が効いている室内など、涼しい環境に退避させましょう。
・衣類を脱がして身体を冷やしましょう。氷のうなどがあれば、首、脇の下、太ももの付け根などに当てると冷却の助けになります。
・水分や塩分を補給しましょう。傷病者は汗をかいて脱水状態となっておりますので、十分に水分を摂らせることが重要です。
・頭痛、吐き気、嘔吐、注意力散漫などの状態にある場合には、119番通報をし、医療機関を受診しましょう。
③
出血に対する応急手当
・清潔なガーゼ、ハンカチ、タオルなどを重ねてきず口に当て、その上から出血部位を指先や手のひらで強く圧迫します。
・感染防止のため血液に触れないように、できるだけビニールやゴム製の手袋を使用します。ビニール袋などで代用することもあります。
④
きずに対する応急手当
・きず口が土砂などで汚れているときは、速やかに水道水などきれいな流水で十分に洗いましょう。
・包帯などがある場合には、きず口を十分に覆うように巻き、きずの保護と細菌の侵入を防ぎましょう。
⑤
やけどに対する応急手当
・すぐに水道水などのきれいな流水で十分に冷やしましょう。やけどを冷やすと、痛みが軽くなるだけでなく、やけどが悪化することを防ぎ、治りを早くします。
・靴下など衣類を着ている場合は、着衣ごと冷やします。
・広範囲にやけどをした場合は、やけどの部分だけでなく体全体が冷えてしまう可能性があるので、過度の冷却は避けます。
詳しくは
コチラ
をご覧ください。(リンク先 北海道医師会)